5月7日に無事長男が生まれて来ました!
生命の誕生にもっと感動し涙するのかと思っていましが、出産の時はそれどころではなく、試合中のアスリートをケアするアスレチックトレーナーモードになっていました(笑)。生まれてきた瞬間は、「え?あ、出た!」という感じでスッポリ頭から出てきて、「オギャー!」。まだ臍の緒が付いている状態で両手を大きく広げていたシーンはハッキリと覚えています。
さて、そんな彼に名前をつけなくてはいけません。僕たち夫婦は事前にちょこっと話しをしていたものの、実際に生まれてきた子を見て、彼のイメージに合う名前にしたいよね、ということで全然決定していない状態でした。そんな名前決め、蓋を開けてみたらイヴァン(妻)が入院中ずっとああでもない、こうでもないと考えることになりました(笑)。
彼の予定日が5月6日だったので、多少前後するとしても牡牛座になる事はほぼ間違いないな、とは生まれる前から思っていました。牡牛座は、土のエレメントです。ちなみに僕は射手座なので火。イヴァンは天秤座で風。このエレメントによる性格の違いは顕著に出るなぁ、というのを今までのワークショップなどでも経験していて、土の人は本当に地に足が付いていて良い意味でマイペースな人が多い印象があります。そこからバランスが命の天秤座イヴァンは、足りない要素、空であったり水が漢字に欲しいということは前から言っていました。
占星術と八字算命、そして姓名判断も使ってみました。
占星術は、生まれた場所、日時と星の関係を見ていくことで、どのような人生を歩んで行くかを教えてくれます。手軽に自分のバースチャートが作れるウェブはこちら(英語です)。ご自身のチャートを作ってみてみると面白いですよ。ちなみに、バースチャートとは下の写真のようなものです(これはウェブサイト上のランダムなチャートです)。
八字算命は僕も詳しくないのですが、台湾では当たり前のように(少なくてもイヴァンの中では)、生まれた子のことを調べるそうです。こちらも生まれた日時から、五行のバランスを教えてくれます。こちら、手頃なウェブサイト。中国語のサイトなので全部漢字ですが、なんとなく意味がわかると思います。真ん中に五行のバランスが表で出てきます。
姓名判断もウェブの簡単なものを使っていたんですが、二つのウェブサイトでかなり異なる結果になることがわかりました(正確に言うと、他にもウェブサイトはありますが、基本的なところではこの二通りを元にしているところが多かったです)。なぜだろうと見てみると、一つは漢字をそのままの画数で、もう一つは旧漢字で数えるからだそうです。。。またややこしい、、、。僕が大変御世話になった二つのサイトがこれら。ちなみに、僕の名前「佐藤博紀」は、二つ目のウェブだと佐藤以外は満点です。親がキチンと考えてくれたんだなぁ、と分かります(笑)。一つめのウェブサイトは、色々と登録されている名前、漢字も載っていて、えぇ!こんな読み方するの!というのが一杯あり面白いです。
さて、それらの情報はあくまでウェブからの情報と、そういう傾向だという程度で頭の片隅に置きつつ、名前を考えていくことになりました。英語読みもしやすいもの、中国語でも、、、と色々考えていくときりがないので、日本人としての名前で考えていきました。最近の子供達の名前が変わったものになっているのは聞いていましたが、実際に本やウェブで名前のランキングを見て本当にビックリしました。2010年ぐらいを境に、変化してきているようですね。
完全なるジェネレーションギャップ!僕は「佐藤」と日本で一番多い苗字なので、ランキングに入ってくるような名前はあまりにも被りそうなので敬遠しました。ちなみに、台湾では名前に使えない漢字というのが基本的にないらしく、日本はなんで約3000字しかないの!とイヴァンはご立腹でした(笑)。まずは購入していた本から好きな漢字、彼のイメージに合う漢字、意味が良いなと思う漢字をピックアップ。この本にはとてもお世話になりました。漢字の持つイメージ、画数、読み、画数など色々な角度から調べられるので、重宝しましたよ。
リストアップした漢字をさらに絞っていくプロセスの中でイヴァンは、「澄」という字を気にいって、これを絶対に使いたい!ということになりました。澄んだ心、純粋なままという意味を持ちますね。八字算命によると、息子は木の要素が0だったんですが、陰陽五行の相生関係では、水の要素が木の要素を生むので、水が登るって好都合です!
さて、そこからもう一つの漢字を考え、名前を決めていくのが難産でした。澄という漢字で思いつく名前は、桑田真澄投手の真澄ぐらいしかなく、他になんて読むかなぁ?と調べたら「すみ」「きよ」。音読みの「キョウ」は、ちょっと使いづらい。見た目、そして画数的に漢字のバランスをとるために、姓名判断の二つのウェブサイトを使ってどの画数の漢字をペアにするのが良いかを調べていきました。本と共に役に立ったのが、こちら。
そこまで絞っていくと選択肢がドンドンなくなっていき、漢字の意味、画数共によくても、日本語の名前として成り立たないものも多く、漢字から考えるのに煮詰まったので、音から考えていくことにしました。音は、周波数。呼びやすさと共に、その音が持っている色、感覚も大切ですからね。そこで、「きよ〇、きよ〇〇」「すみ◯、すみ◯◯」と色々と音を実際に聞いていきました。「すみと」がピンときたので、「と」と読める漢字と画数から絞っていった結果、「飛」がありました。張飛の飛。飛行機の飛。世界を飛びまわりそう!空のイメージも湧いてきます。
そうこうして決まったのが、
「澄飛(すみと)」
健やかに寝ている澄んだ寝顔?!イメージ的に、どうでしょう?
「佐藤澄飛」をgoogleで検索しても出てこなかったので、そんなにいないと思います(笑)。TENにも少し落ち着いたらデビューさせようと思っているので、皆さん可愛がってあげてくださいね。
名前を考えるプロセスは、一杯悩みましたが、とても楽しかったです。エレメント、占星術、陰陽五行、姓名判断など、すべての概念を用いて一番バランスが取れた名前というのは、不可能です(笑)。しかし、彼が一生共にしていく名前だからこそ、色々悩んで、二人で納得するまで考えて決めて良かったと思います。名前は面白いもので、決めた名前を呼び始めると、それが自分達の中にも、彼にも定着してきます。彼はこれから澄飛として成長していくわけですからね。楽しみです!
今回の名前決めのプロセスを紹介することで、これから名前を考える人の参考になったり、色々な要素があることを知ってもらえたら嬉しいです。