今年も誕生日を迎えました!
毎年誕生日にはブログを書き続けているので、今年も一年の振り返り。
今年は、今まで以上にアッという間に過ぎて行きました。
子供達の世話がある分、自分の思う時間、やりたい時に仕事ができないということに対する柔軟性が養われてきたと思います。はじめは色々なことに対してフラストレーションを感じていましたが、実は殆どの問題が「自分がこうしたい」という自分本意なスケジュールであったり、決めたことをやりたいだけなので、本当に子供・家族が中心の場合にはそれらを妥協する必要がありますね。仕事か家庭の選択肢というのは、結婚した時から多少そうですが、子供が増えていけばいくほど、さらにそうなります。特に自分の場合、個人事業なので会社勤めのように決まった時間ではない分、融通が利くし子育てもかなり参加できるのですが、そうすると仕事にも支障がでるという、改めてワーク・ライフバランスを考えさせられています。セッションでも、体と対峙していると、自分が思っているようにいかないことの方が多いので、そう言った意味ではこれらも大きな成長の糧になりますね。山の天気のように一瞬にして変わる、いわゆる「イヤイヤ期」の長男をみていても、イヤイヤ言っている中にも彼なりの理由があったりして、それも良い学びになります。本気で怒った時の自分自身の生理的反応も面白いです。また、二人目は一人目の経験もあり色々な対処が上手くなっているのですが、一人と二人ではこんなに違うか!というぐらい家族のダイナミクスも変化しています。色々な学びがありますが、何より家族全員が穏やかで、笑顔な時ほど幸せを感じる時はないですね。いーーーっぱい思い出したら心が温まる思い出ができているので、これは何事にも変えられないです。
さて、そんな父親として成長しつつある自分も、日本に帰国して今年で10年です。
TENも今年で4周年です!早い!!!
TENに来て下さっている皆さん、本当にありがとうございます。
10年前、アメリカから日本に帰国する際に漠然と思っていたことがあります。
ロルフィング、ロルフ・ムーブメント、MAT、ソースポイントなど様々なことを学び、アスレチックトレーニングや西洋医学的な観点とは全く違う世界を知り、これはしっかり吸収して自分のものになるまで10年ぐらいかかるだろう、そして、10年の間にそれぞれ別のものとして存在しているけれど、体という共通項があるのだから、それらのシステムの関係性がもう少し分かるようになっているだろう、という気持ちで帰国しました。
実際、10年前に帰国してすぐにREACHのSMCで講義をさせてもらったのですが、その時にすでにIMACの片鱗があります。大腰筋だけで数時間話をしたのが懐かしいです。https://otoisu.exblog.jp/7666026/
帰国してからも、色々なことを学んできました。通訳として色々なセミナーや先生に教わる機会にも恵まれました。その間、臨床でもクライアントさん達と関わらせてもらい、色々な方の体をみせてもらいました。10年前より、自信をもって体の状態がわかるようになり、それに伴い結果も出るようになっています。数をこなし、経験を積むことでしか得られないことは必ずあるので、知識、情報と共に10年という月日で培ってきたものは大きいですね。ロルファーになりたての頃、ロルファーやオステオパスの先生方をみて、なんでそんなことがわかるのだろう?と思っていたことが自分でも少しずつわかるようになっています。
実際に節目ともなる10年目に入り、IMACを通して色々なものが「統合」されつつあります。動き、メカニクス、構造、機能、エネルギー、それぞれ独立しているように思える各システムが、体という共通項を通して繋がりはじめました。MATの可動域検査と細かい筋肉の機能解剖、ロルフィングの体の関係性・筋膜層・重力線・ライン、そして中医学の経絡との関係性。バックグラウンドにソースポイントやバイオダイナミクスの哲学的観点や発生のプロセス。エネルギー、バイタルエナジー、生命力とも関わるものがある。それらの関係性が少しずつ明確になってきています。
体は学べば学ぶほど知らないことが一杯あるのを思い知らされますが、10年かかり、やっと自分の中である程度満足できる基礎ができつつあり、やっと入口に立てた感じがします。これからの10年が楽しみです!
まずは、37歳もまた良い年にしたいと思います!!!